読書

蓮華寺の紅葉

京都へ紅葉を見に行ってきました。山に近い方であれば進んでるかなと思い、 叡山電鉄に乗って蓮華寺に。 開門30分前に着きましたが 既に数人並んでました。 開門時間にはかなりの人数が。 駐車場がないところなので人は少ないと思ってましたが 意外に多い…

海賊とよばれた男

海賊とよばれた男。 出光興産の創業者をモデルにした小説で 本屋大賞を受賞したので読まれた方も多いと思いますが、 働く人たちにはぜひ読んで欲しい小説ですね! 私会社の昼休みにこれ読んでいたんだけど、 涙がじわじわ~っと。 こらえるのに苦労しました!

田辺聖子さんの『東海道中膝栗毛』

田辺聖子さんの『東海道中膝栗毛』 ご存知、十返舎一九の、弥次さん、キタさんの物語。 ちょっと前に映画にもなってたよね? 実際どんな話か全く知らなくて、 弥次さん、キタさんがホモの関係だとか噂を耳に挟んだことあるくらいやってんけど、 昔は今より男…

モーパッサンの『女の一生』

モーパッサンの『女の一生』 昔のフランスの貴族を書いた小説。 昔はよく知りもしない親が決めた結婚相手と 結婚するっていうのがよくあったみたいやけど、 浮気も当たり前のように行われていたみたいやね。 この小説は主人公の女性の一生を書いた長編小説や…

山田詠美さんの『メン アットワーク』

山田詠美さんの『メン アットワーク』 タイトル通り、男性との対談集。 ・石原慎太郎 - 風俗と文学 ・伊集院静 - 口説く快感、溺れる悦楽 ・井上陽水 - エロティックな処世術 ・大岡玲 - 運命に逆らってはいけない ・大沢在昌 - インモラルの快楽 ・奥泉光 -…

アニー・エルノーの『シンプルな情熱』

アニー・エルノーの『シンプルな情熱』 大好きな作家の山田詠美さんや瀬戸内寂聴さんがアニー・エルノーの小説がいいと 書いておられるのを読んだのでかりてみたけど、 この小説は私はあまり面白いと感じなかった。 自伝的小説というか、エッセイ? 自らの不…

森瑤子さんの、『十月のバラ』

森瑤子さんの、『十月のバラ』 森瑤子さんは一番好きな作家といってもいいかな。 作品は何度も読み返してるけど、何度読んでも面白い。 大人の女が主人公のことが多く、 私の考える素敵な大人の女性像形成に随分影響を与えてくれた。 この作品の主人公は、も…

瀬戸内寂聴さんの、『場所』

瀬戸内寂聴さんの、『場所』 寂聴さんの、昔住んだ場所などにまつわる 思い出話のエッセイ。 小説家は、 「知らないことは書けない」 って言うけれど、 寂聴さんの人生も、小説のようなことが沢山。 小説家小田仁次郎さんとの不倫や、 年下の恋人のことなど…

モンゴメリ『可愛いエミリー』他 と電車内人物観察

しまった!今日は本を持ってくるのを忘れた。 電車の中で本でも読んでないと、 変な人とかに目がいってしまうんよね('・c_・` ;) 男性でリュック背中に背負ってる人って結構多いけど、 あれも一種のKYなんかなあ? 気が回らない鈍い人? リュックでぐいぐい押…

瀬戸内寂聴さんと山田詠美さんの、『小説家の内緒話』

瀬戸内寂聴さんと山田詠美さんの、『小説家の内緒話』 私のダーイスキなお二人の対談集。 更に好きな故森瑤子さんのお名前が出てきたりして、嬉しい♡ 好きな作家の方の対談とかだと、 必ずオススメの本の話が出てくるから、 そういうのをチェックして、読む…

瀬戸内寂聴さんと美輪明宏さんの『ぴんぽんぱん ふたり話』

瀬戸内寂聴さんと美輪明宏さんの『ぴんぽんぱん ふたり話』 美輪明宏さんは霊視できることでも知られているけれど、 お二人の話の中で、 霊視のことや宗教のこと、 お互い交流があった三島由紀夫のことなどが 語られていて、面白い。 お二人とも希有な人生送…

GW中の読書と素敵な年寄り

myuは今までしらなかってんけど・・・ 本の写真を載せると、著作権法にひっかかるらしいわ これからは文章のみで・・・。 GW中もかなり本を読んだよ。 ヤン アンドレア・シュタイナー著の『マルグリット・デュラス――閉ざされた扉』 デュラスは『愛人~ラマン…

富岡多恵子さんの、『とはずがたり』

富岡多恵子さんの、『とはずがたり』 前に読んだ瀬戸内寂聴さんの対談集の中に とはずがたりという作品名が書かれていて、 どんなんかなー?と興味を持ってたところ、 たまたま図書館で見かけたので、かりてみた。 鎌倉時代の後深草院の寵を受けるも、親の身…

篠田節子さんの、『インコは戻ってきたか』

篠田節子さんの、『インコは戻ってきたか』 主人公はまたもや40代の雑誌編集者の既婚女性。 表面的には優しい夫に子の面倒を見てくれる同居の姑がいて、 恵まれていると言われる身だけど・・・。 取材で地中海のキプロスへ行き、 政治不安定の現地を同行カメ…

山田詠美さんの『無銭優雅』

山田詠美さんの『無銭優雅』 主人公は40代の独身女性。 同じ年代のバツイチ彼との恋愛のお話。 作家の恋愛観とか、考えが主人公に反映しているのかな。 いくつになっても、恋愛に一生懸命なのって、かわいい。 実際、こんなカップルがいるかな・・・? とあ…

三枝和子さんの、『淳和院正子』

三枝和子さんの、『淳和院正子』 桓武・平城帝の御代のお話。 正子自身も桓武天皇の子で内親王であるけれど、 この頃は本当に血の濃い結婚が多い。 この頃から自分が政治の実権を握りたいとの思いから 娘を入内させて、子を東宮にするという陰謀がまかりはじ…

瀬戸内寂聴さんの、『寂聴 美の宴』

瀬戸内寂聴さんの、『寂聴 美の宴』 この表紙、山本容子さん。 銅販画家の山本容子さんやと思うんやけど・・・ それも気になって、手に取った。 一流と言われる人たちとの交友関係がすごい! 名前を初めて見た人のことは、 ネットで調べてみた。今はなんでも…

対岸の彼女

角田光代さんの、『対岸の彼女』 直木賞受賞作品だけあって、読み応えがある。 これも女子高生のもろさ、 女性特有の人間関係の憂いなんかを書いている。 主人公の主婦が仕事を始めるんやけど、 それに対する旦那のセリフなんか、 うちと一緒!って思う人も…

瀬戸内寂聴さんの、『女人源氏物語全5巻』

瀬戸内寂聴さんの、『女人源氏物語全5巻』 源氏物語を、登場する女人が語るという 形式で綴った小説。 原文は行間に含みをもたせた部分が多いらしく、 そこをどう膨らませてかくかによって訳者の差が出るらしいけど、 寂聴さんも試行錯誤しながら書かれたら…

篠田節子さんの、『逃避行』

篠田節子さんの、『逃避行』 つつましく一家を守ってきた、夫に娘二人の専業主婦。 飼い犬のゴールデンレトリバーが、 日頃悪戯されていた隣の男の子を噛み殺した。 周囲は犬を安楽死させることを勧めるが、 主人公は受け入れることができず、 犬を連れて、…

三枝和子さんの、『万葉の華 小説坂上郎女』

三枝和子さんの、『万葉の華 小説坂上郎女』 万葉集は大伴家持が編纂したと習ったけれど、 この坂上郎女が大いに携わっていたと言われているらしく、 作者が調べて書きだした小説。 作中に昔社会の時間にならった名前がぱらぱらと出てきて 記憶を引きずり出…

桐生夏生さんの、『リアルワールド』

桐生夏生さんの、『リアルワールド』 桐生夏生さんは初めて読んだんやけど、 人気のある作家さんなんよね? 選んだ作品が悪かったのか、 女子高生グループが主な登場人物で、そのうちの一人の隣の家のミミズのような男子高校生が 母親殺しで逃げ回ってるのに…

篠田節子さんの、『百年の恋』

篠田節子さんの、『百年の恋』 篠田さんはSF作品も大くかいておられるらしいけれど、 SFは好きではないので、そうでなさそうな作品を選んでみた。 これは、作家仲間の男性の育児日記を読んで、そこから作品の構想を得て 書いた小説。 主人公のフリーライター…

佐藤賢一さん『褐色の文豪』

佐藤賢一さんの『褐色の文豪』 『三銃士』や『モンテクリスト伯』などの作品で有名な、 アレクサンドル・デュマのことを書いた小説。 父親が偉大な軍人であったことが 自慢でもあり、息子の自分は晩年の父の不遇に 鬱憤を抱いていた主人公が偉大な劇作家とな…

瀬戸内寂聴さん『花情』

瀬戸内寂聴さんの『花情』 花を織り込んだ短編集。 切ないお話が多かったかな。 女郎花(おみなえし)とか、漢字で書かれていると 風情があっていいな~♪

瀬戸内寂聴さん『瀬戸内寂聴と男たち』

瀬戸内寂聴さんの『瀬戸内寂聴と男たち』 瀬戸内寂聴さんも、恋愛遍歴多様なご様子。 いい男が好きと公言されている寂聴さんの、対談相手は・・・ ビートたけしさん 坂元龍一さん 市川団十郎さん 中沢新一さん 連城三紀彦さん 高橋三千綱さん 鈴木忠志さん …

向田邦子さん『男どき 女どき』

向田邦子さんの『男どき 女どき』 作家の方はやはり自分の経験や聞いた話を 膨らませて小説書くことが多いと思うねんけど、 実際恋多き・・・という方も多いし、語り継がれるような恋愛を 経験されている方も多いみたい。 私が好きな小説家も、恋多き人たち…

篠田節子さん『女たちのジハード』

篠田節子さんの『女たちのジハード』 写真取り忘れちゃった。 さすが直木賞作品、 OL5人の、自分を変えたい!という切望を題材にて、 読み応えのある作品になってる。 公務員とはいえ、 普通に勤めた経験が、会社での描写などにリアルさを与えてるのかな。 …

谷崎潤一郎『痴人の愛』

昨日電車乗り過ごすほど私が夢中になって読んでいたのは・・・ 谷崎潤一郎さんの『痴人の愛』 28歳のサラリーマンの主人公譲治は、 カフェで女給をしている15歳のナオミを 引き取って、自分の手で育てようと思いつき、実践する。 男なら、誰しもこんな願望あ…

瀬戸内寂聴さん『いよよ華やぐ』

瀬戸内寂聴さんの『いよよ華やぐ』 主人公が90歳超の女性。 ということで、登場人物の年齢層はちょっと(?)高め。 あまたの恋愛をくぐり抜けて、今も輝く女性たちの 姿を書いた小説。 宇野千代さんとか、寂聴さんご自身の経験や願望を込めて 書かれた小説…