篠田節子さんの、『逃避行』

篠田節子さんの、『逃避行』


つつましく一家を守ってきた、夫に娘二人の専業主婦。
飼い犬のゴールデンレトリバーが、
日頃悪戯されていた隣の男の子を噛み殺した。
周囲は犬を安楽死させることを勧めるが、
主人公は受け入れることができず、
犬を連れて、夜逃げする。
大人しいペット犬が次々人や動物を襲う・・・
逃げまどう主人公の行く末は・・・。
人間の好みにあうように、犬の本性を変えてしまっている、
そういうことに何か思うことがあって書かれたのかなあ・・・・?