瀬戸内寂聴さんの『愛死』

瀬戸内寂聴さんの『愛死』

愛死と書いて、中国語でエイズのことなんやって。

血液製剤からエイズになった少年や、
同性愛者の恋人をエイズでなくした青年、
過去にした不倫でエイズに感染し、夫にうつしてないだろうかと不安を持つ主婦・・・

面白くて一気に読める。
ホモセクシュアルの人たちが集うお店とかに行ったりしないと
まだ普通に彼らに出会うことは少なく、
日本ではマイノリティな存在やと思うねんけど、
実際HIVウイルス感染者が増えている、ってニュースで今日も出てたね。(゚ω゚)(。_。)ウンウン
特に若者の間で広がっているとか。
この小説には薬害エイズ事件として知られている
血液製剤によってエイズになった患者も出てくる。
まだ裁判で国と闘っている時代のお話なので、
血液製剤エイズに感染して、将来を奪われてしまった人の苦しみは
とてつもないだろうなと考えさせられる。o(`ω´*)oフン!!!
自分が感染したら・・・どんな風に残された日々を過ごすだろう・・・?
大切な人が感染したら、どうするかな・・・?